【米国大学生が解説】アメリカの大学と日本の大学の違いを徹底解説!

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これから大学に進学しようと考えている方にとって、アメリカの大学日本の大学の違いはかなり重要になってきます。

「え?日本人がアメリカの大学に入学できるの?」と考えている方も多いかもしれませんが、実はアメリカの大学に入学することは可能です。

ソフトバンクの創設者として有名な孫正義さんは、日本の高校を卒業後、アメリカのコミュニティカレッジに通った後、UCバークレー(カリフォルニア大学バークレー校)に編入しています。

しかしアメリカの大学のシステムや制度について、高校の先生にや周りの大人に相談しても全然理解していない事がほとんどでしょう。僕も高校の頃までは、アメリカの大学へ通うには、日本の大学に進学し、そこで交換留学をするしか方法はないと思っていました。

ですが実際はアメリカの大学に入学することはできちゃうんです!

そこで今回は

  • アメリカの大学と日本の大学の違いを知りたい
  • アメリカの大学にはどうやったら入れるの?
  • アメリカの大学は入学が簡単って聞くけど本当なの?

これらの疑問を解決します。

「アメリカで最先端の教育を学びたい」「アメリカの大学に通って一発逆転したい」などと考えているけど、アメリカと日本の大学の違いがわからなくて悩んでいる方はこの記事をご覧ください。

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日本とアメリカの大学の違い

大学の種類

日本

日本で大学といえば基本的に4年制大学を指します。

4年制大学には、国立大学公立大学私立大学の3つがあります。

その数は国立大学が86校公立大学が96校私立大学は607校ほどあると言われています。

短大や専門学校は専門的なスキルを学ぶ場所で、一般的な大学とは少し意味が違ってくると思います。

アメリカ

アメリカの大学はリベラルアーツカレッジ私立大学州立大学、またコミュニティカレッジの4つの種類があります。

リベラルアーツカレッジはアメリカの4年制の大学の中でも特に小規模な大学で、幅広い知識を身につけることもモットーに学習をします。

私立大学は、日本と同じで、州立大学は日本で言うところの公立大学です。

そしてコミュニティカレッジは2年制大学なので費用がとても安いです。

そのため、アメリカではコミュニティカレッジから4年制大学へ編入することが一般的です。

アメリカの4年制大学は世界的にみてもレベルが高く、世界ランキングの上位をほとんどがアメリカが占めています

参照:https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2021/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats

入学方法

日本

日本の大学は一般的にはセンター試験(現 共通一次試験)などの受験が必要となり、それに合格した者が4年制の大学に進学できます。

他には推薦入試AO試験などがあり、それらはアメリカの入学方法に似ています。

日本の大学の場合は入学時に専攻を決める必要があり、専攻によって試験内容が変わってきます。

また入学後の専攻を変更することはかなり難しく、1つしか選べないので途中で変更をしたくなった場合はかなり授業が大変になります。

アメリカ

アメリカの進学には日本のようないわゆる受験は必要ありません。逆に受験があるのは日本や韓国などのアジア諸国が多いように感じられます。

その代わりにSATのスコア高校の成績エッセイ推薦状、またボランティア経験などが重視されます。

SATとは大学進学者に課されるアメリカの共通テストのことで、簡単に言うとアメリカ版のセンター試験です。

ですが英検などの資格試験と同様に、何度でも受験ができるので、日本のようなぶっつけ本番な、いわゆる受験とは異なります。

また、学費を削減や、SATテストの免除などの理由で、直接4年制大学へ通うのではなく、コミュニティカレッジ(2年制大学)に通ってから3年時に編入するスタイルもアメリカでは一般的です。

特に留学生は、SATや、TOEFLなどのスコアを取るのが難しく直接4年制へ進学することは困難なため、コミュニティカレッジへ通うのがかなり一般的です。

さらに、アメリカでは入学の際に専攻を決める必要がなく、1~2年時は教養課程で様々な学習をして、3年時に専攻を決めます。

そのため自分に合う科目をしっかり見極めてから専攻する事ができるので、かなり不自由なく学習をすすめる事ができると思います。

卒業方法

日本

日本の大学は単位を取得し、最後に卒業論文を提出したら卒業です。

日本は成績が低くても「卒業し就職さえできれば問題ない」という風潮があり、かなり大学の成績が軽視されているように感じます。

アメリカ

アメリカは大学の単位と成績が全てですので、成績が悪く、単位を取得できなければ永遠に卒業できません

単位を取得できなかった場合は再度授業を受ける必要があります。

また就職の際にも大学の成績をかなり重視されるため、日本のように「卒業できればいいや」と考えいたら痛い目を見るでしょう。

ちなみにアメリカでは単位数ごとに以下のような呼ばれ方をします。

Freshman(フレッシュマン):0~29単位
Sophomore(ソフォモア):30~59単位
Junior(ジュニア):60~89単位
Senior(セニア):90単位以上

授業料

日本

50~150万(1年間)

日本の大学は国公立大学へ行けば、かなり費用を抑える事ができます。

また実家暮らしでアルバイトをしていたら、授業料をかなり抑える事ができます。

そのためアメリカの大学に比べたかなり費用は抑えられます。

アメリカ

100〜400万(1年間)

アメリカの大学は小ミュニティカレッジに行けば年間100万円ほどに抑える事ができますが、名門大学へ通った場合年間数百万円の学費がかかります。

それに加え、生活費や家賃、またお小遣いなどを含めるとかなりの費用がかかります。

ですがアメリカの大学は豊富に返済不要の奨学金があるので、気になる方は調べてみてください。

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勉強に対する姿勢

参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/attach/__icsFiles/afieldfile/2012/07/27/1323908_2.pdf

日本

上の写真を見てわかる通り、アメリカの学生に比べ日本の学生は勉強時間が少ないのが現状です。

理系の方は勉強に忙しい方も多いと聞くのですが、文系の方はアルバイトやサークル漬の生活でほとんど勉強していない方が多いです。

僕の友達もサークルやアルバイトでほとんど勉強していないと言っていました。

アメリカ

アメリカの生徒はかなり勉強します

そもそも授業でかなりの量の課題が出されるので、このくらい勉強しないと課題が終わりません。

明日までにページ200まで読んできてなんて課題が出た時は驚いたな…

 

課題が多く、はっきり言って大変ですがその分圧倒的に成長できます。

いくらキツくても頑張れる人にはとてもオススメです!

生徒

日本

日本の大学の授業は講義形式が多く、教授一人に対し、生徒が何百人ということもザラにあります。

ですので、積極的に授業に参加しないと取り残されてしまう恐れがあります。

アメリカ

アメリカの大学の授業は少人数のものが多く、教授一人に対し、生徒は10人ほどです。

そのため教授との距離が近くなり、授業中に質問や相談なども簡単に行う事ができます。

またOffice hoursと呼ばれる時間があり、その時には生徒が教授とのアポイントなしに授業に関する相談をする事ができます。

入学時期と卒業時期

日本

入学時期:4月
卒業時期:3月

日本の場合基本的に入学は3月、卒業は3月です。

小中高日本に通っている方ならなじみ深いのではないでしょうか。

桜吹雪が舞っている卒業式はなんか胸にくるものがあるよね

アメリカ

入学時期:9月や1月(他のもバラバラ)
卒業時期:5~6 月(バラバラ)

アメリカでは基本的に9月入学なのですが、大学によっては1月だったりなどかなりバラバラです。

卒業シーズンも入学時期によってかなりバラバラなので、日本みたいにあまりキッチリと決まっていないです。

アメリカの卒業といえば、レガリア(帽子やマント)を着て、一人一人卒業証書が渡されます。(映画などで見た事があると思います!)

そこで成績優秀者からのスピーチがあり、かなりカジュアルな雰囲気で皆ニコニコしている印象ですね。

映画などで見てて一度は経験してみたいなあ

アメリカの大学は日本に比べて難しいの?

結論、アメリカの大学は授業についてくのは大変です。慣れない英語での授業に加えて、膨大な量の課題が出されるので慣れるまでにはかなりの時間がかかるでしょう。

最初の3ヶ月間くらいは毎日かなり大変で、とってもキツかったよ。

また慣れない環境での生活もあるので、ストレスやホームシックになることもあるので最初の頃は管理大変でしょう。

「4年制大学は大変そうだけど、コミュニティカレッジなら楽な感じがする」

このように思う方もいるかもしれません。

しかし最初の2年間の教養課程は4年制大学でもコミュニティカレッジでも内容はほとんど同じです。歴史や経済学、アートやWebデザインなどを広く浅く勉強します。

そのため、「コミュニティカレッジなら簡単!」というようなことは決してないので、油断せずしっかり着実に勉強を続ける事が1番の近道なので頑張りましょう。

アメリカの大学は入学は簡単だって聞くけど本当なの?

  • 日本の大学は入学が難しくて卒業が簡単
  • アメリカの大学は入学は簡単で卒業が難しい

このようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。僕も高校の頃やアメリカの大学へ行くと決めたときに、周りからはこのようなことを言われたのを覚えています。

ですが実際は「アメリカの大学は入学も難しく、卒業も難しい」と思っています。

アメリカは日本の大学みたいに受験がないから簡単と言われているのですが、実はアメリカは勉強以外の部分にも重きを置くので、勉強だけできれば受かる日本と違うので、かなり大変です。

高校の頃は好成績はもちろん、インターンシップボランティアに積極的に参加したり、SATのスコアを好成績を取得したり、コミュニケーションスキルをアップさせたりなど、色々やるべき事がありかなり大変です。

それは編入をする場合も同じで、有名なUCLAハーバード大学などに入学する場合は合格者平均GPAは3.75以上で、ほぼ全ての教科をAをとらなくては行けません。

「じゃあ簡単って言ってる人は間違っているの?」

多分アメリカの大学は入学が簡単と言っている人は、コミュニティカレッジや地方のあまり有名ではない大学のことを指しているのでしょう。

コミュニティカレッジは英語力があれば誰でも入学する事ができます。また地方の人気がない大学なら留学生にきて欲しいため、入学がとても簡単です。

なのでそれらの大学のことに対して言っていたことが、いつの間にか大学全般にすり替わっていったというわけでしょう。

ですので、アメリカへ留学しようと考えている人は「アメリカの大学は入学は簡単だから余裕!」と言ったように油断することはないようにしましょう。

最後に

アメリカの大学と日本の大学はかなり違いが多く、初めて行く方はかなり驚くことでしょう。僕もその一人で、今までずーっと日本の小中高に通っていたのでその変化にとても驚き、とっても苦労しました。

ですが海外へ行くことで、日本の良い点や悪い点などを改めに理解する事ができます。また今まで日本にいた時には気づかなかったようなことも発見することができます。

ですので、海外留学を少しでも悩んでいる方はぜひともトライしてみてください!

また最近では無料で相談をすることのできるエージェントも増えています。少しでも不安や相談があればそういったものを使うのもアリでしょう!

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また、僕自身アメリカの大学へ通っているので、質問や相談などがあればTwitterなどで気軽に連絡してきてください!

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