最近IT業界でノーコードブームが巻き起こっています。
ノーコードとは

そんなノーコードブームの中、みなさんは「glide」というノーコードツールをご存知ですか?
他のBubble(バブル)やAdalo(アダロ)といったノーコードツールと比べ、
glide(グライド)はその利便性が特に評価されています。
そこで今回は
- ノーコードツールのglideってどんなものなの?
- glideはどんな方にオススメなのか教えて
- glideの使い方を知りたい!
これらの疑問に答えていきたいと思います。
そこで学んだことや、気づいたことを元にこの記事を書いています。
ノーコードツールのglide(グライド)とは?
glideは、Googleのスプレットシートをデータベースとしてアプリを作成できるノーコードツールです。
アメリカ発なので、全て表記は英語なのですが、テンプレートが豊富にあり、使い方も感覚的にわかりやすいため、初心者の方でも簡単にオシャレなアプリを作成することができます。
glideは上で説明したAdalo(アダロ)とは違い、作成したアプリをインストールできないのですが、PWAと呼ばれる技術を使えば、携帯のホーム画面に設置できるので、いつでもアプリを簡単に使用できます。
PWAのやり方
②下の画面の共有を押し、ホームへ追加を押す
③ホーム画面に追加されていれば完成
特徴
- テンプレートが豊富
- 直感的に扱えて簡単
- API連携可能
glideがオススメな理由3選
1.コーディング無しで簡単にWebサービスを作成できる
Webサイトやアプリを作成するのに、本来はコーディングが必要でした。
しかしノーコードツールのglideを使えば、コーディング無しでWebサービスを作成できます。
しかもあっという間にクオリティの高いWebサービスを作れるので、初心者の方はもちろん、エンジニア経験がある方にもオススメできるツールです。
2.テンプレートが豊富
glideには備え付けのテンプレートがたくさんあります。
その中には従業員管理アプリや、インスタグラムのような投稿アプリもあります。
またそれを自分でアレンジすれば、より再現度が高いアプリを作成できます。
3.直感的に操作ができる
プログラミング未経験の方にとって、一番便利なポイントだと思います。
複雑なコーディングや、知識がなくても、自分のアイデアを思った通りに再現できます。
glideがオススメな方
1.とりあえずノーコードを扱ってみたい方
glideではテンプレートが豊富で、直感的に扱えるため、
初心者の方でノーコードを扱ってみたいと考えている方にとてもオススメです。
2.Webサービスを高速に作成したい方
glideは他のノーコードツールと比べても、爆速でアプリ開発ができます。
コーディングの場合は3ヶ月ほどかかっていたものが、glideなら1日足らずで作ることだって可能です。
3.スプレットシートやエクセルの使い方を知っている方
glideではデータベースをスプレットシートやエクセルで管理します。
なのでそれらの知識がある方が、効率的かつ高速にアプリ開発ができます。
とはいえ、それらの知識がなくてもアプリを作る上で覚えていくので、
今は使い方がわからなくても大丈夫でしょう。
逆にこんな方は向かないかも
1.複雑なWebサービスを作りたい方
glideは複雑なアプリを作る場合は向いていません。
glideは初心者の方に分かりやすくしている反面、玄人の方にとっては少し物足りない場合があります。
またデータベースが重くなると、処理スピードが落ちたり、予期せぬバグが起きることもあるので
複雑なアプリを作りたい場合はノーコードツールのBubbleを使うのが良いでしょう。
2.高度なデザイン性を求めている方
glideはテンプレートが豊富で、直感的に扱えるのですが、それ以上のデザインを表現することができません。
例えば動きを入れたりする場合は、glideではまだできません。
なので高度なデザインを求める方には向かないでしょう。
3.スプレットシートやエクセルの使い方が全くわからない方
glideではスプレットシートやエクセルに、必要なデータを入れてアプリを作成していきます。
なので、列や行についてある程度理解していないと、データがごちゃごちゃになり、うまく機能しなくなります。
しかし先ほども説明したように、glideを使ううちにだんだんと慣れていきます。
まずはテンプレートを使って、どこがどう機能しているのかを把握するだけで、かなりそれらの知識が増えていきますよ。
実際にglideを使ってみた
glideの画面は全て英語で書かれており、わかりにくい箇所も多々あります。
なので実際に使いながら説明をしていきます。
googleアカウントの紐付け
まずはglideのサイトの「Sign up」からGoogleアカウントとglideを連携させましょう。
そしてGoogleドライブへの権限を許可したら完了です。
ホーム画面
Google認証が終わると、この様な画面が出てきます。
上のAppsには自分が作成したアプリの一覧が表示されます。
また板の方へ行くとStart from a classic templateという項目があると思います。
ここから好きなテンプレートを選び、自由にアプリを作ることができます。
操作画面
今回はRate a beerというテンプレートをもとに解説しようと思います。
今表示されている画面で基本的な操作を行なっていきます。
下に表示されている「Welcome home」や「Top Beers」などは「Tab」と呼ばれるもので、そのTabごとに違う画面を表示できます。
そして右側の「TABS」や「STYLE」と書かれている枠の中を調整してデザインを変えていきます。
例えばこのStyleを「Details」から「Tiles」に変えてみましょう。
そうするとかなりのデザインが変更されたかと思います。
またより細かな調整をしたい場合には、「Edit List」をクリックし、より細かいプロパティーを調整しましょう。
そして次は上の青の携帯画面から、緑のスプレッドシート画面に移動しましょう。
ここではこのアプリでのデータを扱う場所で、写真、名前、住所などの情報を記載できます。
この画面ではデータの変更ができないので、スペルミスや段落ミスをした場合に大変です。
そして最後に「Settings」を開きましょう。
このSettingsには「Appearance」や「App Info」などさまざまな項目があり、アプリの変更をすることができます。
例えば、「Apperance」ではアプリの色やデザインを変更できます。
このように、色やデザインを自分の好みのものへ一瞬で変更できます。
また「App Info」ではアプリのアイコンを変えたり、名前を変えたりなど、自分だけのオリジナリティあふれるアプリに変更できます。
アプリを公開
アプリが完成したら、右上の「Publish」を押して、アプリを公開しましょう。
そうするとこの様な画面が表示されるので、リンクをコピーするか、こちらのQRコードを読み取り、アプリを確認しましょう。
この様な画面が出て来ればアプリは完成です。
※パスワードに関する設定をしたい方は先程の「Settings」の「Privacy」から操作してください。
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