近年、PayPayやLinePayなどの電子決済や、Amazon Goのような無人販売がとても人気になった影響でますますFinTech(フィンテック)という用語を耳にする方も増えたのではないでしょうか。
FinTechに関してはこちらの記事をご覧ください

あらゆる分野でのIT化が進んでいる中、最近海外ではMarTech(マーテック)と言った用語が注目を浴びています。
MarTechとはMarketing(マーケティング)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、あらゆるマーケティング活動にIT技術を導入する技術のことです。
そこで今回はこのMarTech(マーテック)に関して解説しようと思います。
この記事では
- MarTechってどんなもの?
- MarTechを活用するメリットってあるの?
- MarTechで実際どんなことができるのかを知りたい!
これらの疑問を解決できます。
MarTech(マーテック)とは
MarTech(マーテック)とはMarketing(マーケティング)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、2014~2015年あたりからアメリカで使われるようになりました。
最近では様々な分野がIT化しており、上であげたFinTech(フィンテック)はFinance(金融)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。
今まではマーケティング活動は、マーケティングメッセージをこちらが看板やパンフレットなど、一方的に伝えるだけでよかったのですが
最近では一人一人に最適化されたメッセージを送る必要があります。
Amazonなどのリターゲティング広告がいい例で、一人一人最適化した広告を出さずに皆同じ広告を出していたら、今の時代は情報が多く勝ち残れません。
MarTechではマーケティングにおいて、AIやビッグデータなど様々なテクノロジーを駆使することで
販売促進や、顧客満足度の向上、また顧客のニーズをにあった商品を提供することができ、マーケティングをより効果的かつ効率的に行えるようになります。
なんとなくMarTechに関して理解できたと思うので、次にMarTechとFinTechの違いを説明しようと思います。
FinTech(フィンテック)との違い
FinTechとは
FinTech(フィンテック)とはFinance(金融)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、決済や送金などの金融サービスとインターネットやスマートホンなどのテクノロジーを組み合わせた考え方です。
キャッシュレス決済や、仮想通貨、また個人間送金などの際にFInTechは使用されています。
MarTechとは
MarTechとはMarketing(マーケティング)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、マーケティングにおいて、テクノロジーを駆使し、ユーザーの満足度や業務を効率化させる考え方です。
FinTechほどまだ世間には普及していないのですが、これからより一般的に使われると思います。
MarTech(マーテック)が活躍する6つの分野
MarTechの考え方は上の写真から見てもわかるように幅広く、様々な分野に分かれております。
こちらのサイト(https://chiefmartec.com/)によると、MarTechは約5000を超える分野をカバーしています。
とはいえ大きく分けると以下の6つの分野に分けることができます。
Advertising &Promotion
Advertisingは広告で、Promotionは広報を意味します。
なのでモバイルマーケティングや動画広告などの広告や広報などが含まれます。

モバイルとは持ち運びができるって意味だね
Content &Experience
Contentは内容、Experienceは体験を意味します。
つまりコンテンツマーケティングやSEO対策など、ユーザーの満足度を高めるために行われるマーケティングのことです。

ブログを運営するには必須なことだね
SocialRelationships
Socialは社会性、Relationshipは関係を意味します。
つまりSNSマーケティングや、CRMなどが含まれます。
CommerceSales
Commerceは取引、Salesは販売のことを意味します。
つまりECサイトの構築や、アフィリエイトなどを含みます。
Data
データの収集や管理、また分析などを行います。
ユーザーのデータを正確に把握することで、一人一人に最適なマーケティングが行えます。
Management
チームの管理やタスクの管理などを管理してくれるツールなどが含まれます。
Slackなどが管理ツールとしてあげられています。

一見複雑に見えるけど、以外と身近にあるものばかりだね
MarTech(マーテック)によってもたらされるメリット
MarTechは既存のマーケティングをより効果的に、そして効率的にしてくれます。
具体的なメリットとして以下のことがあげられます。
- 顧客満足度の向上
- 業務効率化
- データの収集や分析
- 一人一人に最適化したマーケティング
MarTech(マーテック)で可能になること
MarTechを導入することで、以下のようなことが可能になります。
- 誰にでも簡単にデータ分析を行える
- 業務を効率化することができる
- 一人一人に最適化されたコンテンツを提供できる
誰にでも簡単にデータ分析を行える
顧客のデータや情報収集や分析を自動化することができるため、マーケティング初心者の方にでも簡単に行うことができます。
しかも複雑な作業や知識無しでデータを可視化することができるので、初心者だけではなくマーケティング中級者、上級者の方にもおすすめです。
オススメのデータ可視化ツール
https://www.tableau.com/
業務を効率化することができる
ツールを使わずに、一つ一つ手作業でデータを収集し、分析することはかなりの時間と労力がかかります。
そのコストをMarTechを導入することで一気に払拭することができます。
一人一人に最適化されたコンテンツを提供できる
今まではベテランのマーケターの経験と技量で適切な判断を下してきたのですが、IT化によってより効率的で正確な判断を下せるようになりました。
AIにより、膨大な量のデータを収集し、分析することができるようになったため一人一人に最適化されたコンテンツを提供することが可能です。
この記事を書いた人

須田 隼(ハヤテ)
現役米国大学生
このブログではアメリカの大学に入って経験したことや、英語、または様々なスキルに関して紹介していきたいと思います!
是非コメントや疑問点が有りましたら連絡お願いします!!
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