いざノーコードを勉強し始めようと思っても、オンラインサロンに入るべきなのか、YouTubeなどで勉強すべきなのかなど、何から手をつけたらいいのか珍紛漢紛な方も多いと思います。
僕も一番最初にノーコードを勉強しようと決めたときに、ブログを参考にしながら勉強したり、YouTubeを使いながら勉強したりなどでどっちつかずの状態が続いていました。
そのような方はまず「本」を使って勉強することをオススメします。
本は色々な情報がまとまっているので、初心者の頃の学習にもってこいの教材です。
しかし専門的な用語ばかりで書かれていたり、そもそもどの本を使って勉強したらいいのか悩む方も多いと思います。
そこで今回は初心者の方でも理解しやすい本を5つまとめました。
この記事では
- ノーコードについて勉強してみたい
- ノーコード学習にオススメな本を知りたい
- ノーコードでちゃんとしたアプリ作れるの?
これらの疑問を解決できます。ぜひご覧ください。
ノーコードとは
ノーコードとはプログラミングの知識無しでWebサイトやアプリケーションを作成できる優れた技術です。
WordPressなどのローコードツールは15年以上からサービスが開始しているのですが、ノーコードツールは最近に誕生したものです。
ノーコード開発のメリットデメリット
メリット
ノーコード開発を導入することで、かなりの時間と費用を抑えられます。
ノーコード開発はものにもよりますが、早いものだとテンプレートのみで完成します。
なので所要時間は5分くらいで完成します。またしっかりと複雑なサービスを作る場合でもコーディングと比べ圧倒的に時間を短縮できます。
またサービスを作る時間や労力が下がるので、ノーコードで案件を依頼する場合もかなりの費用が抑えられます。

どうしてそんなに簡単に作れるの?
この様な疑問もわくと思います。
その理由は簡単で、「コーディング」を必要としないからです。
今まではかなりの時間を要しながら「コーディング」をしてWebサービスを作るのが一般的でした。
しかしその「コーディング」がプログラミング未経験の方にとっては難しく、複雑なため、多くの方は踏み込めずにいました。
なのでノーコードツールの開発者などはそこに着目し、その「コーディング」無しでもWebサービスを作れるようなサービスをはじめました。
デメリット
ノーコード開発は多大なるメリットがある反面、プラットフォームに依存するといったデメリットもあります。
ノーコード開発を行うには下で紹介するようなノーコードツールを使用しなければなりません。
なので、コーディングで開発している場合はかなり自由な操作や表現なども行えたのですが、
ノーコード開発の場合は操作性や扱い方、またセキュリティ面など全てをそのツールを提供しているプラットフォームに依存することになります。
そのため、ノーコード開発では、そのサービスの枠を超えた、かなり複雑なサービスや大型のサービスを作成するのには難しいでしょう。

じゃあノーコードでお金を稼いだりは難しいの?
そんなことはありません。
複雑なサービスや大型なサービスを作成できなくても、ノーコードで仕事を受注している方はたくさんいます。
コーディングでいうHTML CSS Javascriptなどで行っていた案件ができるだけでも十分に稼げます。
ノーコード開発のため、1案件ごとの単価は低いですが、1つの案件に対しての時間や労力が下がっているので、高速で案件を回していけます。
なのでノーコードで稼ぐのは十分に可能でしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください

オススメノーコードツール
1.Bubble
Bubbleはノーコードツールの中でもダントツで複雑なサービスを作れます。
レスポンシブ対応していたり、外部サービスとの連携ができたり、データベースをしっかり管理できたりなど、コーディング無しなのにかなりクオリティの高いプロダクトを作れます。
その分少し学習時間を要するのですが、プログラミング学習に比べたら桁違いに簡単なので気になる方はぜひ使ってみてください。
公式サイト:https://bubble.io/
2.glide
glideはGoogleスプレットシートやエクセルなどをデータベースとして扱うノーコードツールです。
他のツールと比べかなりテンプレートが豊富だったり、簡単に作成できるので初心者の方にとてもオススメです。
チュートリアル動画やフォーラムなどはあるのですが、全て英語なので英語が理解できない方には少し難しいかもしれませんが、基本的な操作はとても簡単なのであまり臆する必要はないでしょう。
公式サイト:https://www.glideapps.com/
3.STUDIO
STUDIOは国産のノーコードツールで、おしゃれなデザインのWebサイトを一瞬で作成できます。
日本製というだけあり、デザインはかなりおしゃれです。また日本語でのチュートリアルも充実しているので、日本人の方にとってはとても扱いやすいでしょう。
公式サイト:https://studio.design/ja
4.ペライチ
ペライチはデザインを選び、内容を作り、公開をするといったたった3つのステップでホームページを作成できるノーコードツールです。
こちらも国産のノーコードツールで、日本各地にペライチの認定サポーターが偏在しているので、困ったり悩みを抱えている場合にすぐに質問できる環境にあります。
公式サイト:https://peraichi.com/
5.Notion
Notionは今までならメモ帳に記入していた内容や、資料などにまとめていた情報といった、バラバラに分かれている情報を一つにまとめてくれる超便利ノーコードツールです。
このツールを導入することで、今まではかなり時間のかかっていた作業がかなり効率化されるので、日々の作業の生産性が爆上がりします。
公式サイト:https://www.notion.so/
ノーコードを体系的に学ぶ方法
1.ノーコードの全体を把握する
まずノーコードでWebサービスを作る前に、ノーコードに関しての全体像をしっかり理解する必要があります。
その際に本での学習が一番効率が良いです。本にはまとまった知識が凝縮されているので、右も左も分からない初心者の方には打って付けの教科書です。
本を読む際にも近視眼的に、一つ一つの知識を丸暗記するのではなく、俯瞰的により全体を理解するように心がけてみてください。
そうすることで、後々のノーコード学習がとても楽になります。
2.ツール別の本を読んでみる
ノーコードといっても、ノーコードツールは多数存在します。Bubbleやglideなどの比較的有名なツールから、airtableやintegromatなどのツールなど多岐にわたります。
なので実際にノーコードの勉強をする前に、まずは自分が興味を持っているツールや扱いやすそうなツールの本を読んでみましょう。
分野 | ノーコードツール |
Webサイト作成 | STUDIO ペライチ |
アプリ作成 | Bubble Adalo glide |
業務効率化 | Zapier Integromat |
3.実際にツールを使ってみる
よく初心者が陥るミスとして、ノーコードに関する本を読んだだけで、ノーコードに関して全てを理解したかのような気持ちになってしまうことです。
確かに本を読む前と比べたら、ノーコードに関しての知識や知見が増えていますが、それだけでは思うようにWebサービスを作れません。
どの分野にも共通していることなのですが、本を読むだけではスキルを習得できません。
本で学んだことをアウトプットしなければいつまで経ってもそこで行き詰まってしまいます。
簡単なアプリでもいいので、自分で試行錯誤しながら何かプロダクトを作りましょう。その経験があれば「自分は一人でアプリを作れたから大丈夫!」という自信にもつながります。
ノーコード初心者にオススメの本5選!
1.基礎から学ぶ ノーコード開発
この本ではノーコードに関しての全体的な知識や認識を学べるだけではなく、Bubble、Adalo、glideなどのWebアプリ作成ツールについての扱い方を体系的に説明しています。
ノーコード初心者の方にまずはオススメしたい1冊です。
2.ノーコードシフト プログラミングを使わない開発へ
ノーコードの特徴や活用方法、また導入事例など幅広くノーコードに関して知りたい方にオススメです。
DXが謳われる中、今後ノーコードがどのように世の中を変えていくのかを理解できます。
3.超高速開発の本命 ローコード/ノーコード最前線
この本では単にノーコードやローコードについての説明をするというより、さまざまな企業を例に出したケーススタディーで紐解いていく形式です。
なので他の書籍よりより具体的な内容なため、より現実感を持って理解したい方にオススメです。
4.ノーコード革命: 小学生でも3時間でアプリ開発できる時代がやってきた!
タイトルにもある通り、ノーコードによってあっという間にアプリを作成できます。
その理由を実際の企業の導入事例を見ながら解説しています。
5.常識を覆したノーコード副業: プログラミングが非常識!?
この本では主にノーコードを用いた副業のやり方を説明しています。
プログラミングの知識なしに簡単にWeb制作ができる理由も説明しています。
本で学習するメリットデメリット
メリット
本で学習すると、情報が一つにまとまっているので、ノーコードに関してマクロ的に学習することができます。
全体を知った後、細かなツールごとの扱い方や情報などを勉強するとかなり効率的に学習を進められます。
また本は1冊2000~3000円するので、途中で放棄するともったいないと感じ、最後まで読み切ろうとします。
しかし、YouTubeやブログなどで勉強していると無料なので、「違うので勉強しよう」となりやすく、結局あまり知識がつかないことが多いです。
そのため初期投資として本を購入すると、学習をするモチベーションにもつながります。
デメリット
初期投資とはいえ1冊数千円はかなり高価です。
また出版されている時期が数ヶ月や数年前の場合が多く、日々進化しているノーコードに関する情報なら尚更、情報が遅れている場合があります。
本で学んだら実際に手を動かそう!
上で紹介した本などを使いインプットをしたら、次に実際にWebサービスを作成しましょう。
やはり知識をインプットしただけでは実際にはWebサービスを作れません。
本で学んだ知識をベースに実際にノーコードツールを使いながら覚えていく必要があります。
とはいえある程度ノーコードに関しての知識がもうあるのであとはもう簡単。
単純に手を動かして慣れるだけです。
ツールにもよるのですが、早くて1週間、遅くても1ヶ月もすれば一つのツールで様々なサービスを作れるようになります。
複雑なサービスの場合はより時間がかかるかもしれませんが、プログラミング学習に比べたらごく僅かな期間です。
本を読むだけで満足せず、実際に手を動かすところまでを一つのセットとして覚えておいてください。
本当にノーコードで質の高いWebサービスを作れるの?
結論、ノーコードだけでもかなりのクオリティのサービスを作ることができます。
Rakuten Super Logistics
Rakuten Super Logisticsとは楽天市場に出店している店舗のアウトソーシングサービスなのですが、こちらはノーコードツールのWebflowで作られています。
Webサイトはこちら:https://www.rakutensl.com/why-rsl
どうでしょうか。コーディングで作られたサービスと比べて見劣りしないと思います。
このようにノーコードでもしっかりとしたクオリティのサービスを作成することはできます。
問題なのはFacebookのような大量の情報を扱ったりするものなので、基本的なWebサイトやホームページに関しては問題ありません。
ノーコードで作るのかコーディングで作るのかを悩んだら、まずはノーコードで作ってみることをオススメします。
もしダメでも切り替えが簡単なのでまずはノーコードから始めると良いでしょう。
まとめ
ノーコードとはコーディングをしないでWebサービスを作れる技術のことで、下の5つのツールがオススメです。
- Bubble
- glide
- STUDIO
- ペライチ
- Notion
またオススメのノーコード学習方法は本を使った学習です。本を使った学習ではノーコードに関して体系的に学べるため、初心者にはとてもオススメです。そしてオススメの本は以下の5つです。
- 基礎から学ぶ ノーコード開発
- ノーコードシフト プログラミングを使わない開発へ
- 超高速開発の本命 ローコード/ノーコード最前線
- ノーコード革命: 小学生でも3時間でアプリ開発できる時代がやってきた!
- 常識を覆したノーコード副業: プログラミングが非常識!?
ノーコード開発でもしっかりと洗練されたサービスを作ることができますので、ぜひみなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
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