みなさんこんにちはハヤテです。
ネットの記事やツイッターを見ているとたまに、コミュニティカレッジは教育の質は4年制大学に比べて低いと言っている方を見かけます。
予算が少ない為にコミカレを選ぶ場合、アメリカの場合、学費=質と思って間違いない。その為学費が安いと周りの生徒や学校の雰囲気について行けない場合がある。ごくまれに問題ない学校もあるが大半は日本の生徒には難しい環境が多い
— GOAHEAD留学 (@GOAHEAD3743) July 13, 2012
コミュニティカレッジはアメリカの州立大学や私立大学などの4年制大学に比べてとても学費が安いため、このように思う方も多いのではないでしょうか。また通っていたコミュニティカレッジによっては「質がかなり低かった。」と言っている方も見かけます。
僕もアメリカのコミュニティカレッジに通う前は、「4年制大学に比べて授業の質が低そう。なんかこんなに学費が安いのは少し罠があるんだろうな。」と少し不安と疑心感を抱いていました。
ですが今現在コミュニティカレッジに1年以上通ってみて思ったことは、「授業の質はとても良い!」ということ。
もちろん教授や取る科目によって当たり外れはあるのですが、コミュニティカレッジには以下のようなメリットがあると思います。
- 各クラスの人数が少なく教育の質が高い
- 生徒が少ないため、友達と仲良くなりやすい
- 学費がとにかく安い
ですが、まだ実際にコミュニティカレッジに通っていない多くの方にとって、どの情報を信じれば良いのか分からず、困ってしまいますよね。

僕もいくらネットでリサーチしても、「本当にコミカレを選んで良いの?」とかなり心配でした。
そこで今回はコミュニティカレッジに通ってみて分かった、コミカレの教育の質について紹介しようと思います。
学校を選ぶ際にもちろん「学費」は大きなポイントになってくるかと思いますが、それ以上に「教育の質」が大事になってくるかと思います。いくら学費が安くても教育の質が疎かになってしまっては、本末転倒ですよね。そこでこの記事ではアメリカ留学を決断する上で欠かせない、このコミュニティカレッジの教育の質をテーマに説明していきますね。
また、現在僕はアメリカのシアトルにあるコミュニティカレッジに通っています。アメリカ留学に疑問や質問、またシアトルへに関連する質問などがあればDMやメールをくれたら嬉しいです!
コミュニティカレッジとは
そもそもコミュニティカレッジとは何なのでしょうか。
コミュニティカレッジとはアメリカの2年制の大学で、日本で言うと専門学校のような立ち位置です。ハーバード大学やUCLAなどの有名な大学はすべて4年制の大学で、州立大学や私立大学などの種類があります。
アメリカの大学について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

コミュニティカレッジの特徴は少人数教育で、学費がとても安いことが挙げられます。上で紹介した4年制大学などと比べると3分の1から4分の1ほどの値段で通うことができるので、かなりリーズナブルにアメリカ留学を実現することができます。
テキサスのコミカレの学費が1年で50万円程という話を聞いた。これは日本の国立大学と同じぐらい。そこで高いGPAを保ちPhi Theta Kapp (PTK)という優秀成績者の団体?に入れれば4年制大学編入後も州内授業料(アメリカ人と同じ学費)で通えるらしい。お金を理由に留学を諦めてる人は調べてみて欲しい
— ナガト | アメリカ留学生 (@oooNAGATooo) April 3, 2022
またこのツイートでも紹介されているように、テキサスのコミカレはとてもお得で、University of Texasなどの一部大学ではコミカレからの編入で学費が現地のアメリカ人生徒と同じなる事もあるそうです。
気になる方は是非調べてみてくださいね!
※ちなみに僕はシアトルのコミュニティカレッジに通っています。
コミュニティカレッジのシステム
コミュニティカレッジはクォーター制(4学期制)とセメスター制(2学期制)の2つのシステムがあり、多くの大学はセメスター制を採用しています。クォーターとセメスターでは学期が始まる時期や終わる時期が異なるため、同じアメリカ留学をしていても休みの時期が異なるなんてことも結構あります。
僕の学校はクォーター制なので1学期が終わるのが早く、かなり詰め詰めのスケジュールになっています。クラスも1学期に3クラス取っていて、友達は4クラス取っていたりもします。
4クラスを取れば早めに卒業できるメリットがある分、課題やテストに追われる事になるのでしっかり考えて授業を選ぶのが良いでしょう。

自分が将来編入したい大学があれば、そのシステムと同じコミュニティカレッジを選ぶのをオススメするよ
コミュニティカレッジの教育の質は低い?
結論コミュニティカレッジの教育の質は全く低くありません。学校の規模が小さいだけで、教えている教授もとても優秀な人が多くとても学ぶ事が多いです。
この前取っていたクラスの教授は以前UCLAなどで授業を教えていた人で、すごい分かりやすくとても為になりました。しかもクラスの生徒の人数が少ないので、教授とのコミュニケーションをより積極的に行う事ができ、教授も生徒の理解度をしっかり把握してくれています。
やはり学費が他に比べて破格に安いので、授業の質が低いと言われる理由も分かります。でも実際にコミュニティカレッジに通ってみて思うのは、他の大学の授業と同じかそれ以上に質が良いと感じます。
以前ラスベガスへ旅行に行った時にUniversity of Nevadaという大学へ行き、友達のツテもあり授業を受けてきたのですが、コミュニティカレッジのものと全く同じでした。しかもコミュニティカレッジの方が人数が少なく、小規模がことが多く、もしかしたらコミュニティカレッジの方がお得かもしれません!
※学校から10分くらいの場所にカジノがたくさんあったので、かなり異様な雰囲気でした。笑、
「コミュニティカレッジの教育の質は大丈夫なの?」と気になる方もいるかも知れませんが、あんまり心配しなくても大丈夫そうです。むしろ心配すべきポイントは、「どの4年制大学に編入したいか」だと思います。ゴールを事前に決めておくことで、どのコミュニティカレッジに通うべきかと言ったルートが見えてくるので、もしどの4年生大学に行きたいかを決めていない方は、ぜひ調べ上げてみてくださいね!

僕の友達は上で紹介したテキサスのシステムを使って、格安で4年制大学に編入を考えていたのですが、調べてみるとテキサス州内のコミカレを卒業しないと適用されないシステムでした。なのでゴールを見据えてコミカレを選ぶことはかなり大事です!
コミュニティカレッジの「生徒の質」は低いことも
「教育の質」は担保されており、4年性のものと全く変わらないと上で紹介してきました。ですが
「生徒の質」は低い可能性もあります。
実際1年間コミュニティカレッジに通ってみて、「ちょっと大丈夫かな?」と思うアメリカ人に何人か遭遇しました。Weed、つまり薬物をやっている生徒がいたり、授業にほとんど参加せず落第している生徒も多く見かけました。
留学生に限っては志や夢を持ってコミカレにきている人がほとんどなので、そんなことはありませんが、現地のコミカレに通う生徒の中には、あまり良い影響を与えない人もちらほら見かけました。
ですが4年制の大学に通う多くの友達に聞いてみたら、「このような人はどこにでもいる。」とのことでした。つまりコミカレだろうが、4年制大学だろうが、ある程度の生徒はパーティーやドラッグなどに明け暮れて学業を疎かにしているとのこと。そのような人とはなるべく関わらないのがベスト。
また、コミュニティカレッジの場合はほとんどアルバイト漬けの日々を行なっている生徒も多く、「今日放課後空いてる?」と誘っても断られることも何回もありました。
そのような観点においては、コミュニティカレッジは4年制大学より劣っているかもしれませんね。

とはいえこの1年間で僕は友達をたくさん作る事ができたので、本人の努力次第でなんとでもなるんじゃないかな。と思います!
どんな人にコミカレはオススメ?
コミカレがオススメな人は以下のような特徴があると思います。
- ディベートやディスカッションが好き
- 生徒や教授との交流をしたい
- コストをなるべく抑えたい
- 広大なキャンパスがなくてもOK
一つずつ説明しますね!
ディベートやディスカッションが好き
アメリカの大学ではディベートやディスカッションを授業中に行う事が多いです。しかもコミュニティカレッジの場合は1クラスごとに生徒が15~20人ほどなので、シャイで英語があまり得意でなくても周りの目を気にせず積極的に参加する事ができるでしょう。
また周りに生徒が多いと自分のペースに合わせてくれないのですが、コミカレのように少人数だと留学生のゆっくりとしたペースに周りの生徒や教授が待ってくれる事が多く、とてもタメになります。
生徒や教授との交流をしたい
1クラスの生徒が少ないため、授業中や授業後に生徒や教授と交流しやすいです。生徒が少ないため、授業中に発言する事ができなくても、周りの生徒や教授が自分のことを認知してくれる事が多いため、その後交流をするのがとても簡単です。
ホールや講堂などの広い部屋で、大勢の生徒がいる講義スタイルだと、教授はおろか多くの他の生徒に認知してもらう事が難しいでしょう。特に留学生となると英語力やコミュニケーションを躊躇ってしまう事が多いため、他の人と交流するのがかなりハードルとなってしまいます。
英語のスピーキング力アップ方法に関してはこちら

コストをなるべく抑えたい
上でも紹介しましたが、コミカレの学費は他の4年制大学に比べて破格に安いです。
「アメリカ留学には多額のお金がかかる」と尻込んでしまっている方でも、コミュニティカレッジなら通う事ができるかもしれません。費用としては、地方から都会の大学に通って一人暮らしするのと同じくらいで通う事ができちゃいます!
都会に住んでいる方にとっては、確かに日本の大学より費用が高くなってしまうかもしれません。ですがアメリカの大学へ通い経験できることはとても価値があることだと思っています。ですので余裕がある方はぜひトライしてみてください!
広大なキャンパスがなくてもOK
コミュニティカレッジは費用が安い分、皆さんが想像するような広大なキャンパスはありません。
「アメリカといえばあの広大なキャンパスだよ…」と落ち込んだしまった方はすみません。コミカレはあまりキャンパスが大きくありません。
これは僕の通っているコミカレです。とはいえ日本の高校などと比べると全然大きく、日本の一般的な大学くらいの大きさなんじゃないかな。と個人的には思っています。
キャンパスライフを送るには広すぎず、狭すぎず、快適に過ごせる広さだと僕個人的には思っています。
英語を通して人や機会に触れ合うコミュニティE-Base
最後に「せっかく海外の大学へ行ったのに、日本に戻ってきたら英語を話す環境がなくてどうしよう…」と悩んでいる方も多いと思います。そこで今回「英語を学習したい日本人」と「日本について興味がある外国人」をつなげるコミュニティを作りました。
僕たちは、「英語をきっかけに繋がり、世界観を広げよう」といったコンセプトにこのコミュニティを運営しています。ここでは定期的にイベントや交流会などを企画して、多くの方に英語を使う機会や海外の方と触れ合う場所を提供したり、また英語学習に関する全般的な疑問や悩みなどを解決しています。

また上の記事で紹介している英語学習メソッドをより実践的に教えるマンツーマンサービスや、その他英語関連のキャリアアップ、海外留学のサポートも行っています。詳しい詳細や内容はnotionやInstagramで紹介しているのでこちらも気になる方はよろしくお願いします!
ホームページ:https://www.notion.so/asteriskoh/Asterisk-8b76666c9cee41918a603310b5779c98
Instagram:https://www.instagram.com/eigomura.asterisk/
コミュニティ:https://join.slack.com/t/e-basebyasterisk/shared_invite/zt-1mtwiag4j-0C_bDIf_q2HlrFMK~yBHNg
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はコミカレの教育の質をテーマに色々な観点から解説してきました。
僕も最初にコミカレを知ったといは、「こんなに安く行けるんだ!」と希望に溢れていた反面、同時に
「本当に大丈夫なのかな?」と不安もありました。
ですが実際に通ってみて思うのは、「4年制もコミカレもほとんど変わらない!!」
確かにネームバリューは4年制の大学には敵いません。ですが編入(トランスファー)する場合は特に問題がないので、最初の2年間だけの辛抱です。また多くのコミカレにはESLと呼ばれる語学学校が付属しているので、英語力に自信がいない方でもアメリカ留学をする事ができます。
この記事が、少しでもアメリカ留学を検討している方、またコミカレに行くことを決断できない方などの助けになれれば嬉しいです。
この記事を書いた人

須田 隼(ハヤテ)
現役米国大学生
このブログではアメリカの大学に入って経験したことや、英語、または様々なスキルに関して紹介していきたいと思います!
是非コメントや疑問点が有りましたら連絡お願いします!!
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