【今さら聞けない】海外留学に必要なTOEFLとIELTSの違いを徹底解説

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海外留学を志す方にとって、TOEFLIELTSといった試験を聞いたことがあると思います。

そこで今回は

  • TOEFLとIELTSどう違うの?
  • スコアの換算表を知りたいな
  • 結局どっちを受けた方がいいいのか教えて

これらの疑問を解決していこうと思います。

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TOEFLとIELTSの違いとは

TOEFL iBT

概要

TOEFL iBT(Test of English as a Foreign Language, Internet Based Testing)

TOEFLとは英語を母国語としない人の英語力を測るテストです。

アメリカやカナダの大学や大学院へ留学する際の英語力を測るために使用されており、世界各国の人々がが毎年受験をしています。

TOEFLはiBTと呼ばれる、コンピューターで行われる120点満点のテストと、
ITPと呼ばれるペーパーベースの677点満点のテストの2種類があります。

TOEFL iBTは現在130以上の国で採用されており、ほとんどの大学でも使用可能なので、迷ったらiBTを受けると良いでしょう。

ITPも受け入れている学校もあるのですが、まだ数は少なく、希望の学校が受け入れてくれない場合が多いのです。

特徴

アメリカ英語

まずTOEFLの1番の特徴は、英語が全てアメリカ英語なことです。

発音やイントネーション、またイディオムがIELTSとはかなり違ってきます。

日本では学校でアメリカ英語をベースに習っていたり、洋楽や、海外映画などもアメリカ英語のものが多いのでかなり馴染みやすいと思います。

しかし油断は禁物です。

アメリカ英語はかなり早口です。「アメリカ英語に慣れてるから大丈夫!」とたかを括っていると痛い目を見るかもしれません。

なのでしっかり対策をしてから試験に臨むようにしましょう。

パソコンで受験

パソコン操作が苦手な方にとってはかなり痛手かもしれません。

IELTSはペーパーテスト、つまり筆記テストなので、かなり馴染み深いと思います。

線を引いたり、波線を引いたり、またメモを取りながら読んだり。紙での試験の自分にあった技があったかもしれません。

しかしTOEFLでは問題も解答も全て、パソコンで行います。なので慣れていない方にとっては、ここの部分がネックになるかもしれません。

でも、パソコン操作が慣れてくると、ライティングの際に修正が簡単にできたり、追加できたりなど、紙に比べかなり柔軟に操作できます

エラーが起きたりすることもあるのですが、僕はパソコン受験はかなり便利だと思います。

スピーキングが録音

TOEFLIELTS共に、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能があるのですが、

TOEFLはパソコンで受験するため、スピーキングもパソコンで行います。なのでパソコンに話しかけるように音声を録音します。

スピーキングの会場で、皆がパソコンに向かって話しかけている様子はとても異様だったことを覚えています。
(当時は慣れない光景でしたが、今はズームなどこの様な光景は普及しましたね。)

録音なので、聞き取れなかった箇所を聞き直すことが当然できないので、一発勝負になるためかなり難しいです。

アカデミックな内容

TOEFLはIELTSと比べ、内容がかなりアカデミックです。

政治や歴史、はたまた宇宙についてや、生物についてなど、トピックはかなりバラバラ。文系理系問わず質問されるのが特徴です。

僕は文系理系の内容どちらも好きで勉強していたのであまり苦労しなかったのですが、自分の専門ではないトピックはかなり難しいです。

逆に自分の専門のトピックが出題されたらかなりラッキー。ここではミスをしないように心がけ、他のパートをカバーしましょう。

費用と所要時間

費用は$235= 約25,816円でかなり高額です。
(2021年5月29日現在)

パート時間問題数
Reading54~72分30~40問
Listening41~57分28~39問
休憩10 分
Speaking17 分4 問
Writing50 分2 問

リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成していて、

合計所要時間は約3時間30分です。

※チェックイン時間やスピーキング待ちの時間も含めています。

IELTS

概要

IELTSはイギリス英語なので、アクセントの特徴が強いです。

Rをしっかり発音しないなど、アメリカ英語に慣れている方にとって(僕もそうです)少し聞き取りづらい部分があったり、単語のスペルが違ったりします。

慣れれば対策はしやすいIELTSなのですが、最初の頃は戸惑う方も多いです。

特徴

イギリス英語

日本でアメリカ英語に接する機会の方が多いため、IELTSでイギリス英語に直面して

「全然わからなかった」と落ち込む方も多いです。

特にリスニングのパートで一番苦労すると思います。

僕もIELTSのリスニングで、いつも聞いているアクセントと違うことが多く、意味を瞬時に理解するのにかなり苦労しました。

またリーディングでもスペルが違う場合があるので、「あれ?Centreって書いてあるけど、Centerであってるよね?」と途中途中突っかかる部分も多かったです。

ペーパー試験

IELTSは全てペーパーで行うので、ペーパー試験に慣れている日本人の方にとって特に問題ないでしょう。

ただスペルミスや、解答用紙のミスなど、超もったい無いミスも起きうるので、

ミスがないかしっかり見直しをすることも大事になってきます。

スピーキングは面接

1対1の面接の方が、顔や相手の表情、また雰囲気などから意味を汲み取ることができるので、

英語が聞き取れなくても、話すことはできちゃいます。

しかしTOEFLの場合、録音なので、パソコンに向かってひたすら話すことになり大変でしょう。

トピックがよりジェネラル

TOEFLと違い、理系の専門的なトピックではなく、日常で耳にするニュースなどの一般的な内容が多いです。

向き不向きがあるのですが、僕はTOEFLのようなアカデミックな内容の方が時やすい印象でした。

費用と所要時間

費用は25,380円です。なのでTOEFLとほとんど値段が一緒です。

TOEFLと同様リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングに分かれており、

合計3時間ほどかかります。

スピーキングは試験当日に受けるか、後日スピーキングのみ受験することができます。

パート時間問題数
Reading30分40問
Listening60分40問
Writing60 分2 問
Speaking11~14 分1対1の対話

それぞれのスコアの比較

IELTSTOEFLiBT
9120
8.5119
8117-118
7.5109-116
7100-108
6.590-99
680-89
5.569-79
561-68
4.552-60
445-51
3.533-44
329-32
2.520-28
212-19
1.5

一般的にTOEFL100点IELTS7.0は同じくらいとして扱われます。

海外の有名大学への出願基準として、よくこの120と7.0が設けられるので、これ以上のスコアを目指して勉強しましょう。

しかしもちろん「TOEFLで100点取れたけど、IELTSで6.5しか取れなかった」という場合や
「TOEFLで90点しか取れなかったのに、IELTSで7.0を取れた」という場合も十分考えられますので、あくまでこのスコア表は目安として覚えておいてくれたらいいと思います。

結局どっちを受けた方がいいの?

結論どっちも受けた方がいいです

なぜなら上でも述べたように、どちらも特徴があり、向き不向きがあります。

しかし、TOEFL→IELTSの順番で受験することがオススメです。

なぜならTOEFLの方が単語がアカデミックで難しかったり、専門的な内容が出題されるので、
TOEFLに慣れておくと、IELTSの方が一般的な内容なため、応用が効きます

TOEFLを持っているけど、IELTSしか認めてくれないことってあるの?

最近は多くの大学がどちらもOKにしているので、基本的には大丈夫だと思います。

一般的にアメリカ留学をするならTOEFL、イギリスやオーストラリア留学をするなら、IELTSを受けておくのが良いでしょう。

しかし、アメリカ留学でもIELTSを受験する方もたくさんいるので、アメリカに行くからTOEFL。
イギリスに行くからIELTSといった決まりは特にありません。

ごく稀に、IELTSやTOEFLを受けいれていない学校もあったりするので、しっかり大学について調べてから受験するのが良いでしょう。

スタンフォードはIELTS受け入れてないらしいよ

まとめ

・TOEFLとIELTSの違い
・アメリカイギリス英語か
・パソコンかペーパー試験か
・スピーキングが対面か、録音か
・トピックがアカデミックかジェネラルか

・TOEFL100=IELTS7.0

・どっちを受けたらいいか
→TOEFL→IELTSの順で両方受ける。

この記事を書いた人

須田 隼(ハヤテ)

現役米国大学生

都内の国立大学を受験するも失敗。その後元々の夢だったアメリカの大学進学を決意。
このブログではアメリカの大学に入って経験したことや、英語、または様々なスキルに関して紹介していきたいとお思います!
是非コメントや疑問点が有りましたら連絡お願いします!!

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