みなさんこんにちは!mayoblogのはやてです!
いきなりですが、最近話題のVCという言葉を知っていますか?
Netflixオリジナルの「スタートアップ」というドラマの影響でVCという言葉がより一般的に使われるようになりました。
VCとは簡単に言うと、銀行の代わりにお金を貸してくれる組織です。
スタートアップは信用が無いため、銀行からの融資を受けるのが難しいです。
しかし彼らは信用が無いのにも関わらず、銀行の代わりにお金を貸してくれます!
僕も初めて知った時は「こんなに優しい人たちがいるのか!」と感激したのを今でも覚えています。
そこで今回は
- VCとは何者?
- VCはどのような仕事をするの?
- VCから出資してもらうメリットデメリット
と言った3つの疑問に答えていきたいと思います!
VCとは
VC(ベンチャーキャピタル)とはVenture Capitalの略で、銀行や公的機関の代わりに、
スタートアップやベンチャー企業にお金を貸す組織になります。
企業の株式に出資するため出資先がIPO(上場)したり、買収された際に利益が入る仕組みです。
なので経営者は、彼らに現金を返す必要はありません。
「え?こんなうまい話があるの?」と思った方もいるのではないでしょうか。
しかし騙されてはいけません。彼らは現金の代わりに会社の株式をリターンとしてもらいます。
通常経営者は、会社の株式の数%〜何十%渡すことになります。
これだけ聞いただけだはいまいちピンと来ないと思うので、例を挙げます。
“ドンバレンタイン”という方をご存知ですか?
彼は創業当初で信用のないアップルに投資をしました。
2021年現在のアップルの時価総額は約212兆円だと言われています。
株式の数十%を見返りとしてもらうので、現在の価格でいうと何十兆円という額がリターンとして彼に入ってくるということです。
会社が上場したり買収された場合には、VCはとても儲けることができます。まさに一攫千金ですね。
VCの仕組みについて解説
VCの役割
- 1.投資
- 2.企業のサポート
1.投資
VCは、投資家や金融機関から資金を集め、その資金を上でも述べたように、スタートアップなどに投資をします。
また出資先の企業の成長ステージによって投資する額が代わってきます。
シードステージ
シードステージとは起業する前の段階です。
ビジネスモデルなどは完成しているけれど、まだサービスとして完成していない段階です。
この段階ではエンジニアを雇いプロトタイプを作成する費用や、登記をする際の費用
などの初期費用がかかってきます。
しかしこのステージでは、まだビジネスとして成立していないので
出資してもらえる額もあまり多くはありません。
アーリーステージ
アーリーステージとは起業する直後の段階です。
サービスはリリースしたけれども、まだ会社として収益がほとんどなく、赤字が続く状態です。
しかしこの段階では、会社の規模を拡大しなければならずとても資金的に大変なステージです。
このフェーズは起業家にとってとても大切で、多くの起業家がこの段階で出資を受けます。
この段階は「シリーズA」と呼ばれ、
金額は平均して1000万〜数千万程となります。
ミドルステージ
ミドルステージとは会社が本格的に成長し始めた段階です。
この前のステージとは違い、会社として収益を獲得でき、ビジネスが軌道に乗り始めた頃です。
しかし、人件費や設備投資などで、まだ赤字が続いているため、
売り上げを拡大するために、よりビジネスを拡大しなければいけないフェーズです。
この段階は「シリーズB」と呼ばれ、事業として一定の信頼を構築してきてるので
1億ほどの資金を調達できるようになります。
レイターステージ
レイターステージとは会社が本格的に安定してきて、IPOをしたり買収されたりする目前の段階です。
かなり事業として安定してきているので、新規事業に参入したりなどの変化が求められる段階でもあります。
この段階は「シリーズC」と呼ばれ、企業として信頼されているため
数億から場合によっては数十億といった額を調達できるようになります。
2.企業のサポート
VCは上でも述べたように、スタートアップを支援してIPOや売却をすれば多額の利益が入ります。
なので事業の成長やメンバー構成、また経営方針など
さまざまな方向性からビジネスの将来性を見抜き、サポートします。
この段階で会社の方針などに口を突っ込まれ、起業家とVCが衝突する可能性もあります。
なので出資を受ける前に、メンバーと細かく話し合いをしておきましょう。
VCから出資を受ける際のメリットデメリット
デメリット
VCから出資を受ける際の最大のデメリットは、株式を渡してしまうことです。
会社の株式の何十%をVCに委ねると、経営者の権限が低くなってしまいます。
そうなると、後々上場した際に自分の権限が少なくなり、うまく経営できなくなる恐れがあります。
最悪のケースとして、株主総会などで辞任に追い込まれるケースも考えられます。
メリット
1番のメリットは、返金義務のない多額のお金を調達できることです。
起業する際に金銭的に厳しいと、事業に集中して取り組めずパフォーマンスを落とす可能性や
事業を展開できない恐れもあります。
なので返済義務のないお金をもらえることで、失敗を恐れずに挑戦することができます。
まとめ
起業家の方は「いかにしてVCに出資してもらうか」と考えるより
まずは自分のビジネスを磨き上げ、より質の高いものにしていくことをおすすめします。
なぜなら、本当によい良いビジネスアイデアで、将来性があると
VC同士で情報交換をしているので、自然とオファーが来ます。
どうしても今すぐに出資してもらいたい場合には、自分から連絡をしたり
知り合いや知人などに繋いでもらうのもオススメです!
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