「MBA留学をしよう!」と決めたはいいものの、何から準備するべきか悩んでしまいますよね。
学校選び、またどの英語の試験を受けるべきか。
はたまた現地での滞在方法など。数え出したらキリがありません。
そんな中、MBA留学をする際に「GMAT」と呼ばれるテストが必要なのをご存知でしょうか。
高校や大学で留学経験がある方もこのGMATとは何かを知らない方も多いと思います。
GMATとはMBA留学で必要なスキルを図るテストなのですが、いまいちピンと来ませんよね。
なので今回は、
- MBA留学するけど、GMATとはどんなものかを知りたい!
- どのくらいのスコアを取れたらいいの?
- 高得点を取る秘訣を知りたい!
コレらの疑問を解決しようと思います。
MBA留学に関して詳しく知りたい方はこちら

それでは解説していきます。
GMATとは
GMATとは『Graduate Management Admission Test』の略で、MBAを取得する際に必要なスキルを測るテストです。
GMATでは主に以下の3つのスキルを問われます。
・分析能力(論理力)
・数学能力
・英語力
いまいちピントこない方は、「センター試験」をイメージすると分かりやすいと思います。
要は、MBA留学の際のセンター試験です。
特徴
テストはコンピュータベースで行い、約3.5時間かかります。
そして、4つのパートに分かれており、自分の好きなタイミングで、8分休憩を2回、各パートが終わった際に取ることができます。
セクション | 内容 | テスト時間 | スコア |
Analytical Writing Assessment | ビジネスや一般教養に関する論文を読み エッセイを書く | 1問 30分 | 0-6点 |
Integrated Reasoning | 図やグラフをもとに推論し 正しい選択肢を選ぶ (計算機OK) | 12問 30分 | 1~8点 |
Quantitative Reasoning | 数学に関する計算問題で 正しい選択肢を選ぶ (計算機NG) | 31問 62分 | 6~51点 |
Verbal Reasoning | 長文を読み、正しい記述の選択肢を選ぶ | 36問 65分 | 6~51点 |
費用
・250ドル
GMATの受験費用は250ドルとかなり高額です。
テストを受けられる回数も限られているので、しっかり準備をしてから受験することをオススメします。
MBA留学に必要なスコアの目安とは
GMAT スコア | パーセンタイル(Persentile) |
760~800 | 99% |
720 | 94% |
700 | 88% |
680 | 83% |
650 | 73% |
620 | 62% |
600 | 55% |
550 | 38% |
500 | 26% |
400 | 10% |
300 | 3% |
200 | 0% |
GMATのスコアは最低200点、最高800点となっています。
スコアは10点ずつ計算されるので、500点の次は510点のようにスコアが表示されます。
GMATを運営している、GMAC(Graduate Management Admission Council)によると、
2017~2019年の受験者、合計約70万人の平均スコアは564.84点だったらしいです。
受験者の約10%の方は700点以上で、1%の方が760点以上取得しているそうです。
ちなみに700点以上はパーセンタイル88%ほどで、760点は99%ほどです。
※ パーセンタイル(persentile)とは総受験者の平均より何%上回っているかを計算した数値です。
例えば、パーセンタイル90%の方は、上位10%ということですね。
一般的に名門スクールへの合格基準として、700点と言われているので、それ以上のスコアを狙えるように頑張りましょう。
700点突破するための勉強法
現状のスコアを知る
上までの記事を読み、GMATについてある程度理解したら、まずはテストを受けてみましょう。
GMATの公式サイトはこちら:https://www.mba.com/exams/gmat
GMAT対策を始める前に
まずは自分がどのくらいスコアが取れるのかを理解してから、対策をすると効率的です。

いきなり本番はちょっとな…
このような方は無料で模擬試験を受けられるので、そちらを試してみましょう。
GMAT無料テストはこちら:https://www.test-guide.com/free-gmat-practice-tests.html
参考書を使って徹底対策
そもそも英語が難しかった方
GMATの英語は他の英語のテストに比べて、かなりレベルが高いです。
他のTOEFLやIELTSは大学入学に向けたテストなのですが、
GMATは大学院に向けたテストなので難しいのも無理はないでしょう。
なので英語力に苦戦した方は、英単語や、基礎的な文法を見直すところから取り組みましょう。
GMAT 重要単熟語[新装版]
Next Stage
とにかく演習をしたい方
とにかく演習量をこなし、問題に慣れておきたい方は、
下に載せてあるような、網羅型の参考書で勉強するといいでしょう。
この参考書はそれぞれのパート解き方やコツ、また演習問題などが豊富に含まれているので、
GMATを受ける際に1冊は持っておいて損はない参考書だと思います。
新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略
過去問を使い演習したい方
パートごとの演習ではなく、
本番さながら、過去問を使い本番環境に近い環境で勉強したい方はこちらの参考書がオススメ。
全体の特徴や、傾向、対策などを他の参考書で理解してから過去問に進むのがスムーズだと思います。
まとめ
・GMATとはMBAを取得する際に必要なスキルを測るテスト
・GMAT700点以上あると安心できる
・オススメ勉強法
・まずはテストを受ける
・参考書でしっかり対策
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