Webエンジニアをしながら、副業としてUdemy講師としてノーコードに関して講座を開設したり、noteやTwitterでノーコードに関して情報発信を行なっている、加藤さんのインタビュー記事です。
ノーコードの特徴や、加藤さんがどのようにノーコードを習得したのか、またこれからどのような人がノーコードを学ぶべきなのかなどノーコードに関して全般的に語ってもらいます。

元々はWebエンジニアだった
ーー最初に加藤さんがこれまでどのような活動をされてきたのか簡単にご紹介お願いします。
元々はPHPというプログラミング言語を用いて、Web開発のエンジニアとして働いていました。
ですが1年ほど前に「ノーコード」というものを知り、それにかなり興味を持ったので、色々模索しながら勉強し、今ではUdemyの講師として働かせてもらっています。
ーーちなみになぜWebエンジニアをされながらノーコードも勉強しようと思ったのですか?
理由としては、初めてBubbleを使ってサービスを作った際に、自分の実現したいことがとても簡単に実現することができることに非常に感動してノーコードの世界に入ろうと思いました。
ーーどのノーコードツールを使って開発を行なっていましたか?
ノーコードツールのBubbleやglide、AdaloやWebflowなどを用いていました。
ーー数あるツールの中からなぜそれらのノーコードツールを使おうと思ったのですか?
まずBubbleはノーコードの中では一番と言っていいほど有名で、機能もかなり充実していたからです。
他のツールに比べBubbleは操作性が高く、ダントツで人気です。
そしてglideを使い始めた理由も同様で、スマホアプリを作成するのにはとても人気だったからです。
また他のAdaloやWebflowを使い始めた理由も、海外などではとても人気が高かったからです。
ーーやはりBubbleが一番人気なんですね。
そうですね。Bubbleはノーコードツールの中でもかなり複雑な操作も行えるので、人気が高いんだと思いますよ。
話によるとBubbleの案件がちらほら出回っていると聞きました。
まずはノーコードを触ってみよう!
ーーどうやってそれらのノーコードツールを勉強したんですか?
僕は基本的にまず触ってみるというのを一番に行なっています。
まずBubbleならBubbleのアカウントを作って、そこで最低限勉強したら、例えば実際に「Twitter」や「メルカリ」などの実際にあるアプリケーションを真似しながら勉強していきます。
そこでこういう機能をどうやって作成するんだろうという疑問に対して、毎回調べながら一つずつ覚えていくのが効率がいいんじゃないかなと僕は思います。
ーーなるほど。それでしたら基礎学習として、まずは最初にチュートリアルなどを行われるんですか?
そうですね。まずはチュートリアルなどで基礎を学んでから、実際に手を動かすのが一番だと思います。
ーー加藤さんがノーコードを勉強した頃は英語での情報ばかりだったと思うのですが、日本語の情報無しでどうやって勉強されたのですか?
そうですね。昔と言いますか僕が最初にノーコードを触っていた頃は日本語のリソースが全然無かったので、例えば海外のUdemyの講座などを見ながら勉強しました。
正直英語だったのでかなりキツかったんですけど、頑張って聞き取りながら勉強していました。
ーー今までノーコードを使用された中で、どのようなサービスを作成されたのですか?
今までいくつか作成したものはあるんですけど、一つ挙げるとすると、駆け出しエンジニアと企業さんをマッチングするプラットフォームを作成しました。
ーーどのツールを使って作成されたのですか?
全てBubbleを使って作りました。
ーーBubbleで作成するにあたって、どのくらいの日数かかりましたか?
約1ヶ月くらいかかりました。
Bubbleで開発した日数だけでいうと2週間くらいなんですけど、プライバシーポリシーなどの細かな箇所に2週間くらいかかったので、合計で1ヶ月くらいですね。
今後副業としてノーコーダーが活躍する
ーー今はノーコード市場はブルーオシャンですが、今後どのような方がノーコードダーとして活躍すると思いますか?
今後、副業としてのノーコーダーが活躍すると思います。
僕の感覚ですと、社会人の方が本業としてではなく、副業として、週に何時間かを使って稼ぐ方が増えると思います。
また、学生で副業として活躍する人も増えるんじゃないかなと思います。
やはり学習コストが低いので、プログラミングの知識がない方でもちょっと勉強しただけで上位層になれるので、学生にとっても参入しやすい領域なんじゃないかなと思っています。
将来もプログラミングは絶対必要!
ーー今後ノーコーダーがより増えていったら、プログラミングって不要になると思いますか?
プログラミングはもちろん必要だと思います。
僕が色々サービスと作って感じたことなんですけど、まず最初何かビジネスをやろうと思った際にノーコードで色々作ってみることはいいのですが、
やはりノーコードだとプログラミングに比べ自由度が低いんですね。
例えばWebサービスだとシステム内にAIが組み込まれていることが多いんですけど、ノーコードだとAIを組み込むのは少し難しいんですね。
あと、速度面でもノーコードだと遅かったり、デザインが崩れちゃったりすることが多いんですよね。
なので、大きな企業が本番としてWebサービスを作ろうとなったときに、ノーコードで作成してしまうと、
なんかこのサイト遅いな。とかなんかデザイン崩れてるな。となってしまうので、プログラミングはこれからも必要なんじゃないかなと思います。
ーーじゃあどんな場合にノーコードを使うと思いますか?
今存在している簡単なシステムや、すぐにできるようなサービスなどはノーコードで作るのがいいんじゃないかなと思います。
ーーMVP開発や中小企業のホームページ作成などはこれからノーコードで開発されると思いますか?
まさにそう思います。大企業ではなく、比較的小規模な開発はこれからノーコードでバンバン作成されると思います。
わざわざエンジニアに依頼しなくても、ノーコードで簡単に作れるものは今後ノーコードに置き換わっていくと思います。
ーー最後に、今ノーコードを勉強している方や、今後ノーコードを勉強しようと考えている方にアドバイスをお願いします!
今はノーコード市場がとてもブルーオーシャンなので、是非是非ノーコードを勉強してみてください!
ーーノーコード学習に息詰まった場合はどうしたら良いのでしょうか。
ちょっと紹介っぽくなってしまうんですけど、僕はUdemyで講師としていくつか講座を登録しているので、それを使ってもらえたら嬉しいですね。
僕の講座では実践的に開発できるようになることをコンセプトとしています。例えばメルカリやTwitterや、チャットアプリケーションを実際に作りながら勉強することができる講座を公開していますので、もしよろしければご覧ください!
以上がノーコーダーの加藤さんのインタビューでした。
加藤さんが始めた1年半前よりは日本語のリソースが普及していて、学習しやすい環境になっていますが、それでもまだまだノーコード市場はブルーオーシャンで、まだまだ成長途中ですので興味を持った方はぜひノーコード学習を始めてみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。
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