アメリカのコミュニティカレッジに通っているハヤテです。
みなさんは「Phi Theta Kappa」という団体はみなさんご存知ですか?僕も実際に所属しているのですが、ネットで調べてみてもあまり情報が載っておらず、何がなんだがあんまり分からない。
しかも唐突にメールで招待状がくるので、最初は迷惑メールかと思って無視しちゃいました。
そこで今回はアメリカ留学中に気になる「Phi Theta Kappa」について紹介します。
Phi Theta Kappa(ファイシータカッパ)とは?
Phi Theta Kappaはコミュニティカレッジに通う、成績優秀者のみが参加できる学生団体で、全世界に350万人以上のメンバーがいます。ちなみに発音はファイシータカッパです。
Honor Societyと呼ばれるもので、会員限定のボランティアに参加できるだけではなく、年間で1000~3000ドル程度の奨学金を受け取ることもできます。
アメリカの大学では「課外活動」が重要視されるため、Phi Theta Kappaのボランティアに参加したり、そこで学生リーダーを務める人もいます。
Phi Theta Kappaはどうやったら入れるの?
- フルタイム(12単位以上)の学生であること
- GPA3.5以上を取得していること
これらの条件を満たしていれば、自動的に招待メールが届きます。
自分から学校に申請したりする必要はなく、条件を満たしていたら自動的にメッセージが送られてきます。

事前にその事を知らないと「迷惑メール」だと勘違いしちゃいそうだね
送られてくるタイミングとしては、学期が終わった時なので、この時期だけメールをしっかり確認すると良いかもしれません。
Phi Theta Kappaの入会費はいくら?
Phi Theta Kappaの入会費は75ドルです。支払いは入会費のみなので、75ドル以外は一切かかりません。
招待メールに添付されている、招待コードとURLからPhi Theta KappaのWebサイトに飛び、そこで支払いを完了させましょう。
入会費を払い、この画面が見えたら完了です!
Phi Theta Kappaに入るメリット・デメリット
実際に加入してみて分かった、Phi Theta Kappaのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
返済不要の奨学金を受け取ることができる
Phi Theta Kappaに入れば返済不要の奨学金を受け取ることができます。
上手くいけば奨学金を3000ドルほどもらうことも出来ます。入会費に75ドルは少し高いかもしれませんが、将来的なリターンはかなり大きいため入会するメリットはかなり大きいです。
4年制大学編入のアピールに繋がる
アメリカの大学では「課外活動」がとっても大切ですので、Phi Theta Kappaに入会しているとコミカレから編入する際のアピールポイントに繋がります。Phi Theta Kappaは成績優秀者しか参加できないため、ここに参加していただけでもかなり価値があります。
アメリカの超優秀大学に編入をしたい人はマストで、合格者のほとんどがPhi Theta Kappaのメンバーだった。という話もあるくらいです。

優秀な学生がたくさん集まるコミュニティなんだね!
4年制大学からオファーが来ることも
4年制大学から授業料無料や奨学金付きの編入のオファーが来ることもあります。アイビーリーグなどの超一流大学からのオファーはないのですが、州で有名な大学や2流3流の大学からのオファーはたくさん来るため、編入の選択肢が広がりますよ。
Phi Theta Kappaに所属していると、様々な面でのメリットがあります。またコミュニティ内でも色々なイベントもあるので積極的に参加すると良いでしょう。
デメリット
成績を維持するのが大変
留学生にとってGPAを3.5以上維持するのはかなり大変です。しかも成績が少しでも下回れば即効退会なので、かなりハードルが高いでしょう。
ですが「Phi Theta Kappaのメンバーを維持するんだ!」といった目的も生まれてくるため、今までよりもクラスに積極的に取り組めるかもしれません。

なかなか大変だけど、それなりの価値はあると思うよ!
ボランティアに参加する時間がない
メンバー内で様々なボランティアがあるのですが、学校が忙しくて中々参加できないといったことがあります。留学生としてアメリカの大学に通うのはかなり大変です。そもそも言語が違うし、しかも慣れない場所で生活をしないといけなくかなり精神的にも疲労します。
そのため「わざわざ時間を割いてまでボランティアに参加できない」といった方も多いです。
GPAが3.5以上あるのに招待状が来ない!?
「条件を満たしているのにどうして招待状が来ないの?」このような方もいるかもしれません。僕も招待状が最初来ませんでした。
学校のアドバイザーに聞いたり、ネットで詳しく調べてみると、入会条件に「A cumulative 3.5 GPA」と表記されています。「Cumulative」とは累計のといった意味で、「1学期は大学にいて、2学期目から適用されるよ」といった意味になります。
なので、コミカレに入ってすぐの1学期目にはPhi Theta Kappaの招待状が来ないので注意しましょう。
2学期目以降で、条件も満たしているのに招待状が来ない方はもう一度メールを確認してみてください。スパムに入っているかもしれません。この2つを試してもどうやっても連絡が来ていない場合は、学校のアドバイザーにこの事を伝え、対応してもらうと良いでしょう。
まとめ
今回はアメリカのコミカレに通う上で知っておきたい、Phi Theta Kappaについて紹介しました。是非とも、この記事を読んでいる皆さんはこのコミュニティに参加することを目的とせず、あくまで編入に向けた一つのプロセスだと認識しましょう。
確かにPhi Theta Kappのメンバーであることはすごいです。ですがそこで何をしたかのほうがよっぽど大切です。ぜひメンバー内で色々イベントを行なっているので、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
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